空港定額タクシーで、定額に含まれない費用
空港定額タクシーの「定額」は、多くの場合基本走行料金だけを指す。 表示運賃をそのまま総額と考えると差額が出る。
首都高速道路の通行料
定額運賃に含まれず実費になる。羽田までは最大 ¥1,320、成田までは最大 ¥3,050。 経路と時間帯で変わるため事前に金額が確定しない。
金額としては小さく見えるが、これが順位をひっくり返すことがある。 千代田区から羽田なら定額タクシーは ¥8,600 で、通行料込みの相乗り貸切 ¥9,480 より安い。 ところが通行料が満額かかると ¥9,920 になり、逆転する。
迎車料・予約料
大手3社はいずれも迎車 ¥500 に、時間を指定した予約でさらに ¥500。合わせて ¥1,000。 定額運賃が数千円の区間では無視できない比率になる。
ここで効いてくるのが方向。この2つは車を呼んだときの費用なので、 空港の乗り場から乗る帰り便では発生しない。同じ区間でも帰りは ¥1,000 安い。
深夜早朝の割増
22:00〜翌5:00 は割増。率ではなく別建ての金額として公表されており、 たとえば世田谷区から羽田は ¥8,900 が ¥10,400 になる。 運送の開始から終了までが全てこの時間帯に含まれる場合に適用される。
定額が適用されない場合
定額運賃は首都高の利用を前提としていることが多く、 一般道を希望した場合は定額が適用されず通常のメーター運賃になる。 経路や行き先を途中で変えた場合も同じ。
このサイトでは、金額が確定しない費目を総額に混ぜず、別建てで明示する方針を取っている。
ただし上限が分かっているものは幅で出す(¥8,600〜¥9,920 のように)。
「総額◯◯円」と言い切った後で追加請求が乗るのが、比較として最も価値を損なうため。
細かいところ
- 結局、定額って総額じゃないんですか
- 違います。多くの会社で「基本走行料金」だけを指します。首都高の通行料は別。
- 首都高っていくら乗るんですか
- 羽田までなら最大 ¥1,320、成田までなら最大 ¥3,050。日の丸交通が上限を公表しています。経路次第なので事前には確定しません。
- 会社によって定額の金額って違いますよね
- それが、同じでした。東京無線・個人タクシー協組・kmタクシー・日の丸交通の4社を突き合わせたら、23区の運賃が全額一致。会社選びで運賃は変わりません。
- じゃあどこで差がつくんですか
- 手数料と対応エリアです。予約料を公表していない会社もあれば、多摩地域まで対応している会社もある。
- 迎車料と予約料って両方かかるんですか
- 時間を指定して呼ぶと両方です。大手3社は ¥500+¥500 で計 ¥1,000。
- 帰りも同じだけ取られますか
- 取られません。空港の乗り場から乗れば車を呼んでいないので、その ¥1,000 は消えます。行きと帰りで総額が変わるのは、ここが理由です。
- 一般道で行ってもらったら安くなります?
- むしろ高くつく可能性があります。定額は首都高利用が前提のことが多く、一般道を指定すると定額が外れて通常のメーター運賃になります。
- 相乗りと定額タクシー、どっちがいいと思いますか
- 少人数なら相乗りが明確に安い。ただ他の乗客を経由するぶん所要時間が読めないので、朝いちの便で余裕がないなら貸切のほうが安心だと思います。